ブッククロッシング

読み終わった本、あなたはどうしていますか？
本棚の「かざり」にしてはいませんか？

今、そんな人にぴったりの活動が脚光を浴びかけています。

それは「ブッククロッシング」といい、2001年にアメリカで始まった活動です。
あなたの家の読み終わった本たちにそれぞれID番号を振って、日本中、世界中に
「旅をさせる」。そうすれば、すっかり読まれなくなってほこりまみれになった本たちが
ふたたび本来の役目で日の目を見ることができるのです。

そして何より、固有のIDで管理・追跡することにより、その本が現在どこに居るのか、
その本がどんな人にどんな思いを与えることができたのか、そういったことがわかるのです。
ハード面（本）の共有だけでなく、ソフト面（内容）の共有もできるというわけ。

今はクロッシングポイント（本の中継地点。現在群馬県には１軒もなし）もあまりなく、まだ登録者
3000人ほどのマイナーな活動ではありますが、エコロジーという観点から見ても時流に沿った
活動ですし、クロッシングポイントに名乗りをあげるお店側としても、たとえば喫茶店であれば、
本はお客さんが勝手に持ってきてくれて、本を連れて行くついでにお茶も飲んでくれる。
保管場所さえ確保できたなら、増客や売り上げに繋がるメリットがあるので、今後都内を中心に
爆発的に流行する気がします。

何より「本が旅をする」なんて、すごく夢のあることのような気がしませんか？

ブッククロッシング・ジャパン




書いたひと：ちり