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改めまして御礼申し上げます [公演]

改めまして、前橋・高崎公演にご来場いただきましたお客様および、ご協力いただきました関係者各位に御礼申し上げます。誠にありがとう御座いました。

私達劇団員は、劇団から収入を得ているわけではありません。日々会社や学校に通い、それぞれの事情を抱えながら公演に臨んでいます。稽古は連日深夜に及び、毎日少しでも時間があれば、台本を擦り切れ破れるまで読み返し、稽古が終われば会議や個人練習が待っています。私達の芝居は所詮素人演劇ですが、40年の歴史があります。先達が長い時間をかけて蓄積したノウハウは、ろしなんての名前を背負って活動している以上、自分たちが必ず引き継がなければならないということが団員に共通した思いです。そのためにはやはり一人でも多くのお客様に芝居を観て頂き、まずは評価して頂くことが第一歩と考えます。

「努力した分面白いと思いますので観てください」などと傲慢なことを言うつもりはありません。努力は何かを産み出す為の当たり前の前提条件であって、必ずしも結果がそれに伴うわけではないからです。舞台は観客に捧ぐものです。その努力が、時間が、プライドが、果たして捧げるに値するものなのか、そうでないのか、一人でも多くの方に評価をしていただきたいのです。

私達の芝居を作るにあたって懸かっているものはお金ではなく、「伝統」と「克己心」と「時間」、それに加えて、大げさに言えば「人がこれまでに歩いてきた人生そのもの」です。それらは全て、お金で買うことができません。だからこそ、私達は「アマチュアにしかできない演劇」を創造できると信じています。

今週の土曜日、8月25日には安中市文化センターでの千秋楽を迎えます。群馬県内にお住まいの方で、ろしなんての芝居をまだご覧になったことのない方や「アマチュア演劇が嫌い」という方は特に、一度だけでも観にいらしてください。私達が捧げた芝居への熱量を、必ず客席へお届け致します。

書いた人:ちり。


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